<政治・社会>ネタのない日は・・・

 今日はとりたてて、ネタが思いつかないので、ちょうど手元にあった本からのコピペでも。

メディア現実(メディアの作る現実)が自然的な幻影であることを「見破る者」は、むろんそれを「廃棄」して真の現実を見る誘惑に駆られる。だが実は、メディアの向こうに何かがあると信じることが、ポストモダンの自然的な幻影を完成させるのである。言い換えれば、メディア現実がはじめて、「本物の」現実への期待を生み出すのだ。
ノルベルト・ボルツ『意味に飢える社会』p.177

 インターネット上ではマス・メディアに対する批判が絶えない。いわく、「マスゴミは嘘ばっかりだ。」ただ、このような批判の前提となるのは、メディアによって歪められない「ありのままの現実」が存在するということである。
 けれども、そうした「真の現実」に対する欲求それ自体、マス・メディアが存在することで生み出されるのだ。つまり、「虚偽の現実」に取り囲まれているという感覚こそが、「ありのままの現実」への欲求を生み出すのである。従って、仮にマス・メディアが消滅し、「虚偽の現実」に取り囲まれているという感覚が失せていけば、「真の現実」への欲求もまた衰退していくであろう。
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  by seutaro | 2006-03-03 02:46 | 政治・社会

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