<政治・社会>がんばれ!公務員

b0038577_2105940.jpg 異様にハードな話題が続いているので、今日はちょっとお休みしてもうちっと世俗の話を。
 最近、公務員の人件費削減だとか、公務員官舎の整理だとか、公務員の方々には厳しい流れが出来ている。けれども、ここ最近のマスコミ等による公務員バッシングはいくらなんでも度が過ぎているのではないだろうか。
 たとえば、やや古い本だが、林雄介『霞ヶ関の掟 官僚の舞台裏』などを読むと、国家公務員、とりわけキャリア官僚の労働条件は滅茶苦茶である*1。連日、午前3~4時ぐらいまでの残業をこなしており、元キャリア官僚だったこの本の著者も月に220時間の残業をこなしていたという。残業代もろくにつかないため、計算すると自給220円!だったそうな。ここまで酷い労働を強いる職場は民間でも稀だろう。

*1 なお、この本の巻末についてある官僚大辞典はネットでも読める。なかなか面白いので、おすすめである。

 実際、このブログでも、霞ヶ関の明かりが明け方まで消えない様子が述べれられている。このような苛酷な労働を強いられる公務員のなかには、自殺する人も多く、国家公務員の死因の第2位は自殺なのだそうな。また、ノイローゼになったり、家族を省みる余裕がないために家庭崩壊に至るケースも多いそうだ。
 無論、公務員全てがそのような労働状態にあるというわけではなくて、特に地方の役所にはのんびりした人が多そうである。従って、制度改革を行うにしても、「公務員」と一律に論じるのではなくて、職場の状況を入念にチェックした上で実施していく必要があるだろう。単に「安定しているから」だとか、「いい官舎に住んでいるから」などといって安易な官僚バッシングを続けていると、優秀な人材が集まらなくなる危険性が高い。
 なんだか公務員の回し者のようなエントリを書いてしまったが、なんというか、最近の政策動向を見ていると、さすがに気の毒になってくる。キャリア官僚の人員削減なんかしたところで、たいして人件費が削れるわけでもないだろうに・・・。
 というわけで、がんばれ、公務員!
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  by seutaro | 2006-03-08 02:31 | 政治・社会

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