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<政治・社会「子どもを産まない」というモラル 補足

 おそらく人気サイトからのトラックバックをもらったせいで、訪問者が急増したのにびっくりしているそなたんパパです。こんばんは。
 とかいう変な書き出しはともかく、はてなブックマークでみると、このサイトが始まって以来最高となる40ものブックマークをもらった。どうもありがとぉぉぉ。
 が、そのブックマークのコメントを見ていると、どうも前回のエントリで僕が述べたことがうまく伝わらなかった人もいるようだ。無論、それは僕の書き方がまずかったことによる。
 前回のエントリで僕はこのように書いた。

 片や、激化する競争社会でのサバイバル技術を身につけさせるためには、小さいうちから塾に通わせ、英会話を学ばせ、吹き溜まりとなりつつある公立の学校ではなく私立に進学させ、有名大学にまで進学・卒業させねばならないというような脅迫観念がある。

 逆に、子どもを塾にも行かせず、中学や高校は当然公立・・・ということになれば、競争社会から落ちこぼれてフリーターやニート、下手をすると犯罪者になるかもしれないという不安もある。

 だが、これは我が家の教育方針を示したものではない。そうではなく、このような脅迫観念や不安が世間一般での少子化の大きな要因になっているのではないかということが言いたかったわけだ。紛らわしくてごめんなさい。
 ちなみに、我が家の教育方針であるが・・・。主に経済的な理由により、おそらくうちの子ども(たち)は公立の小、中、高に行くことになるだろう。
 ただ、公立の学校にやることは、お金がないという消極的な理由だけによるものではない。
 僕は公立の小、中、高を卒業した。そして、中学校や高校にはそれほど良い思い出はない。むしろ不愉快な思い出のほうが多いかもしれない。けれども、とりわけ中学校において、僕は勉強以外にいろいろなことを学んだ。
 公立の中学校というのは、かなりの確率で人生において最も様々な人びとに接する場になる。勉強のできる奴もいればできない奴もいる。金持ちもいれば(最近はいないのかもしれないが)、生活に困ってそうな家庭の奴もいる。そういう雑多な環境のなかでしか学べないものがあるんじゃないかと僕は思うのだ。
 たしかに、私立の学校に比べれば「リスク」は高いだろうし、「現実主義」的な考え方をする人からすれば「理想主義」的な甘ちゃんの考えだと叱られるかもしれない。けれども、コントロールされた環境のなかで似たような境遇の家庭から来た連中とだけ過ごすことに起因する「リスク」もまた存在しているのではないだろうか。
 とまあ、ぐだぐだと書いてきたが、もちろんこんな教育プランなんてのは思う通りにはいかないのが普通だし、子ども自身にもいろいろと希望があるだろう。不安材料はいろいろとあるが、とりあえず「なんとかなる」んじゃないかと僕は思っていいる。
 でも、子ども自身が私立に行きたいとか言い出したら、どうしたものか・・・。

  by seutaro | 2006-06-14 22:58 | 政治・社会

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