<日常>本当に大切なことは語ってはならない

 今日も3コマ。やっぱりしんどいわけだが、とりあわけ4限の授業が結構大変である。今日の講義テーマは「恋愛と情報メディア」ということで、社会学・コミュニケーション論的な観点から「恋愛」について語ってみた。

 んで、そのなかで持ち出したのがこのエントリのタイトル「本当に大切なことは語ってはならない」ということだ。人間にとっての最も細やかで精細な感情は、言葉にしてはならない。なぜなら、その言葉にするという過程そのものが、その感情を歪めてしまうからだ。

 ただ、授業ではうまく学生に伝わらなかったのではないか、と心配ではある。

 「言葉」には限界がある。我々の心のなかの最もプライベートな感情を言葉で伝えることは至難の技だ。たとえば、ほかの誰かを大切に想う感情しても、それを言葉にしようとすると殆どの人は「好き」だの「愛してる」だとのいった陳腐な表現を使わざるをえない。

 そして、その陳腐な言葉を発した瞬間、その自分の感情自体が妙に安っぽく感じられてしまう。言葉によって切なる想い自体が歪められてしまうのだ。だからこそ、我々にとって本当に大切な、細やかな感情は語ってはならない。それは誰にも話さず、心のなかにそっとしまっておくべきものだ。

 ただ、数年前にこういう話を知人の女性にしたところ、「でも、言ってもらわなきゃわかんない」と言われたのだが…。
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  by seutaro | 2007-05-17 02:30 | 日常

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