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<メディア>スイーツ(笑)(笑)

 最近、ネット上で流行っている表現が「スイーツ(笑)」だ。この言葉が意味するところは、だいたい次のようになる。(「はてなダイアリー」より)

特に、マスメディア(おもに女性誌)の女性向けの特集にならうことがおしゃれであると考え、特集を鵜呑みにして気取っている女性を揶揄する言葉。実際はメディアに踊らされているとしか言えない状態であることが多いのだが、当人にはその自覚はない。

そのような女性が洋菓子・デザートのことをスイーツと呼ぶことに由来する。いつ、誰が、どのような経緯で使い始めた言葉なのかはさだかではない。2007年に入ってコピペが完成し、流行したもよう。(出典)http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%A4%A1%BC%A5%C4%A1%CA%BE%D0%A1%CB

 しかしまあ、正直、僕はこういう表現はあまり好きではない。こういうネットでの流行に乗じて、「スイーツ(笑)」なんて言葉を濫用するのだって、しょせんは同じ穴の狢ではないかと思うのだ。ソースがマス・メディアかネットかの違いがあるだけで、他人の言葉でもって思考していることには変わりない。

 そう考えれば、たとえば「スイーツ(笑)(笑)」なんて言葉だって考えられるだろう。この意味は、次のような感じだろうか。
 
ネットでの流行に従うことをカッコイイと考え、そこでの言葉遣いをマネて特定の女性層を揶揄することで自分にはメディア・リテラシーがあると勘違いしている(主に)男性を揶揄する言葉。実際にはネットに踊らされているとしか言えない状態であることが多いのだが、当人にはその自覚はない。

 このように書くと、「いや、俺たちには自覚がある」という反論があるかもしれない。つまり、「俺たちにはネットでの流行に踊らされているという自覚はあるが、あいつらには雑誌に踊らされている自覚がない」というわけだ。

 けれども、それを誰か、本当に確かめたのかが気になるところだ。つまり、スイーツ(笑)な女性たちもまた「ウチらって、雑誌に流されてるよね~」ぐらいの自覚はあるかもしれないではないか。「自覚がない」と言い切るからには、何らかのソースが必要になるわけだが、誰かそれを提示したのだろうか。

 というわけで、「スイーツ(笑)」なんて言葉は、別にメディア・リテラシーの有無を示しているのではなく、単に「スイーツ(笑)」と「スイーツ(笑)(笑)」の好みとする世界が違うだけな気がするのは僕だけだろうか。
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  by seutaro | 2007-12-12 00:02 | メディア

<日常>ホームビデオの哀愁

 親バカな父親の姿がもっとも典型的に示されるものといえば、何か。それはビデオカメラを片手に我が子の姿を必死で追うその姿だろう。「ちびまる子ちゃん」に出てくるタマちゃんのお父さんは常に我が子のシャッターチャンスを狙っているという少々偏執的なキャラであるが、あれが現代であればカメラではなくビデオカメラになることは間違いない。

 それにしても、人はなぜ写真や映像で我が子の姿をそこまでして残しておきたいと思うのだろうか。子どもが出来る以前には、僕はそんなことを考えもしなかった。自分自身の写真の場合、それは過去の思い出を残しておくというだけの話でしかない。

 もちろん、子どもの写真や映像を残すというのも思い出を残すことが最大の理由である。けれども、自分自身の写真を残すのとは、ニュアンスがちょっと異なるように思う。

 子どもは日々、成長する。それは親にとってまず間違いなく嬉しいことである。小さい子どもはなにせ手がかかるので、さっさと何でも自分で出来るようになってほしい…というのは圧倒的多数の親の願いだろう。

 けれども、子どもの成長は他方において、寂しいことでもある。子どもが2歳になってしまえば、生後半年のその子には二度と会えないのだ。そして、悲しいかな、半年のときの子ども、1歳のときの子ども、1歳半のときの子どもに関する記憶は急速に曖昧になっていく。

 そして、子どもが10歳、20歳、30歳になったとき、たとえば「1歳のときのこの子にもう一度会いたい」との想いを少なからぬ親が抱くのではないだろうか。現に、2歳の娘を抱える僕は、10分ぐらいでいいのだが、生後2ヶ月とか、半年ぐらいのこの子にもう一度会ってみたい気がする。

 だからこそ、たとえ傍から見るとバカみたいであったとしても、親は必死で我が子の姿を残そうとするのではないか。10年後、20年後に、かつての我が子にもう一度再会するために。
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  by seutaro | 2007-12-03 02:04 | 日常

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