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<日常>家族のためのマンション選び2

 さて、家族のためのマンション選び、第2回目である。今回は、物件選びのファーストステップから。

 なにをさておき、家を決めるさいの最初にして最後の要件は「立地」である。職場からの距離、駅からの距離、実家との距離、住環境、などなど、考えるべき要件は数多い。

 もちろん、職場や実家からの距離については千差万別なので、とりあえずここでは措くことにして、まずは住環境、とりわけ安全面について考えてみよう。最近では、治安や災害に関して、ネットで豊富に情報を収集することができる。

 最初に考えたいのは地震。言うまでもなく日本は地震国であり、普段は気にしなくても、突然に地面が揺れるとやはり焦るものである。というわけで、東京の地震の揺れやすさマップのURLなど。他の道府県についても内閣府のHPで確認できる。

http://www.bousai.go.jp/oshirase/h17/yureyasusa/tokyo.pdf 

 これを見て、「お、うちは揺れにくいらしい、よかった~」などと思うのはまだ早い。ひょっとしたら、あなたの家は活断層の上に建っているかもしれないのだ。というわけで、活断層データベースのURLなど。

http://riodb02.ibase.aist.go.jp/activefault/index.html

 実はこのデータベースで見ると、わりとうちの近所まで某活断層がやってきているのであった。やめてほしいよね、まったく。

 さて、地震には比較的強かったとしても、災害はそれだけではない。最近のゲリラ的豪雨の結果、近くの川の堤防が決壊、家が水浸しなんてことも。もちろん、マンションの上階に住んでいれば住居が被害に遭うことはまずないだろうが、1階部分や機械式駐車場なんかが浸水してしまえば、修繕費用は当然、住民全員にのしかかってくる。

 そこで、東京の洪水ハザードマップと、多摩川で洪水が起きた場合の浸水想定区域のマップのURLも貼っておこう。

http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/suigai_taisaku/index/menu03.htm

http://wwwsj.keihin.ktr.mlit.go.jp/keihinGIS/gismap/tama/mainframe.html


 ちなみに上記の多摩川のマップはプラグインソフトをインストールしないと見ることができない。プラグインソフトは下記のページでダウンロードできる。

http://wwwsj.keihin.ktr.mlit.go.jp/keihinGIS/plugindownload.html


 これらのデータを総合してみると、うちのマンションが洪水被害に遭う可能性は、それなりに高いことがわかった。う~ん、ちと凹みますな。

 さて、言うまでもなく、世の中の災難は天災に限った話ではない。人災についても考える必要があるだろう。そこでまず考えたいのが、大気である。空気の悪いところで子どもを育てるのは、やはり心配だ。

 そこで、有害大気汚染物質マップのURLをば。ちなみに、このサイトでは自動車騒音などもチェックできる。にしても、このサイト、ちとサーバーが貧弱な気がするのは気のせいだろうか。


http://www-gis.nies.go.jp/air/yuugaimonitoring/top.asp


 人災といえば、忘れてならないのが犯罪である。犯罪については、警視庁の発表している犯罪発生マップのURLを貼っておこう。


http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/yokushi/yokushi.htm


 というわけで、いろいろなデータベースを紹介してきた。あなたの居住している、あるいは居住したいと思っている地域は、全ての安全基準を満たしていただろうか。・・・・・・ここまで書いてきて、こんなことを言うのも何なのだが、そういう人はほとんどいないのではないかと思う。

 もちろん、上で挙げたさまざまなリスク要因を頭の片隅にでも置いておくことは必要だろうが、そんなことばかり考えていたら、家族にとってとんでもなく不便なところに住むことになりかねない。あえて言えば、上のマップを全てを見なかったことにする、というのもアリなんじゃないだろうか。

 そこで次回は、居住地選びについて、利便性や快適さという観点から考えてみることにしたい。
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  by seutaro | 2008-11-23 23:48 | 日常

<メディア>小中高生の暴力行為は過去最多?

ひどい新聞記事を見つけてしまった。まず、以下の記事をお読みいただきたい。

暴力行為 過去最多の5万2756件 昨年度・小中高校生
全国の小中高校生による暴力行為の発生件数が07年度、過去最多の5万2756件(前年度比18.2%増)に上ったことが、「問題行動」に関する文部科学 省の調査で分かった。小中高すべてが過去最多で、特に小学校は前年度に比べ37.1%も増えた。いじめの認知件数は前年度より減少したが依然10万件を超え、携帯電話のインターネットサイトなどが関係した「ネットいじめ」など新しい形態も目立っている。
(出典)毎日新聞(2008年11月21日朝刊1面)

それでもって、その推移を表すグラフがこれ。
b0038577_9512415.jpg

ここで注目する必要があるのは、06年度に暴力行為の定義が拡大し、なおかつ、国立、私立校も対象に追加されたということだ。では、定義が拡大したとは、どういうことか。ネットでの記事にはなぜかその記述がなく、新聞紙面にのみ、それに関する記述がある。引用してみよう。

調査では「故意に有形力(目に見える力)を加える行為」と定義している。05年度年度までは「けんかとなりけがを負わせた」などと例示し、被害のレベルが一定以上のケースだけを集計していた。06年度からは「(被害者の)けがや被害届の有無などにかかわらず計上すること」として軽微な行為も集計対象に含め国私立校も対象に加えた。
(出典)毎日新聞(2008年11月21日朝刊1面)

こんな大幅な定義の変更を加えたら、前年度までの比較などほとんど意味をなさない。上述の記事を正確に言い換えると「06年度と比較して07年度は増加した」ということが言えるにすぎない。まあ、06年度から考えれば「過去最多」となるわけだが、それはあまりに詭弁だろう。

それにしても、ネット上で定義にまつわる重要な情報が掲載されないというのは、なにか理由があるんですか?>毎日新聞さん
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  by seutaro | 2008-11-21 09:52 | メディア

<日常>家族のためのマンション選び1

 世の中、すっかり不況になってしまった。気がづけば、倒産だの収益減だの内定取り消しだのと、景気の悪い話ばかりだ。

 不動産もしかり。バブル崩壊以来、久々の地価上昇などと言っていたら、マンションの在庫が積みあがり、デベロッパーや建設会社の倒産が相次いでいる。マンション関係の掲示板を見れば、こんな時期にマンションを買うなんてのは正気の沙汰ではないとのコメントも多い。

 とはいっても、家族のことを考えれば、投機的なタイミングだけで住居を購入するわけにもいかないのは確かだ。いったん子どもが幼稚園だの小学校に入ってしまえば、そう簡単に引越しするわけにはいかない。子どもが学校に上がるまえに居を定めたい、というのは自然な発想だろう。

 もちろん、家を購入するだけが選択肢ではない。実際、結局は賃貸のほうが賢い選択だという声も多い。そこでまずは、家を買うべきか、買わないべきかという点から話を始めよう。まず、「購入派」の言い分。

(1)やっぱり自分の家を買うことには変えがたい喜びがある。
(2)賃貸で家賃を払い続けるのは馬鹿馬鹿しい。
(3)賃貸の物件は設備が貧弱である。
(4)今はいいかもしれないが、年をとってからだと賃貸を借りるのが難しくなる。

ほかにもあるかもしれないが、まあ、こんなところだろう。まあ、(1)は価値観の問題なので何とも言えないが、(2)以下については賃貸派からの反論がある。

(2)購入のばあい、現金ならともかく、ローンを返済していく必要がある。ローンを払い終えたあとに残るのは、築ウン十年の中古住宅しかない。しかも、分譲マンションのばあい、管理費や修繕積立金なども必要になる。
(3)最近は賃貸の質もあがってきて、分譲と比較しても遜色ない。
(4)高齢化が進んでいくなか、年寄りには貸さないなんていう大家はやっていけなくなるはず。

 しかも、分譲マンションのばあい、気楽には引っ越せないため、たとえば近隣住民や環境に問題があっても、ずっと我慢し続けなくてはならないというリスクもある。しかも、管理組合の順番が回ってくるという面倒臭さもある。さらに、管理費や修繕積立金を滞納する世帯が増えればマンション全体がスラム化していく可能性も否定できない。

 というわけで、分譲マンションの購入には、結構大きなリスクがある。とりわけ新築マンションを青田買い(完成前にモデルルームだけを見て購入すること)するばあい、新築プレミアムが価格に乗っているため、入居直後に資産価値がかなり目減りするのがほとんどである。そのため、マンション通は中古を買うという話もあるが、中古のばあい、自分が希望する物件や間取りになかなか出会うことができないのが悩みどころだ。

 とはいえ、賃貸にずっと住み続けるのに抵抗がある人も多いだろう。先にも触れたが、賃貸の質も上がってきたとはいえ、それは高級な物件がほとんどで、少なくとも僕が出せる家賃の賃貸は分譲よりも設備が劣るものばかりだ。

 たまに家賃が安いにもかかわらず設備が整っている物件もあるが、それは定期借家であることがほとんどで、だいたいが3年か5年ぐらいで退去しなくてはならない。子持ちのファミリーにはなかなか厳しい条件である。

 そんなわけで、さまざまな逆風にもかかわらず、分譲マンションを買うことを決断してしまったさいの物件選びについて次回は書いてみたい。
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  by seutaro | 2008-11-20 01:37 | 日常

<日常>どうして雨なんですか~?

 先日、雨の日に妻と娘が出かけようとしていた時のこと。
 唐突に、娘が妻に「今日はどうして雨なの?」と尋ねた。
 それに対して妻は、「さあね~、お空に聞いてごらん」と答えた。
 そのまま二人は玄関を出ていき、僕はそれを見送ったのだが、しばらくすると家の外から「今日は~どうして雨なんですか~?」と娘が大声で叫ぶのが聞こえた…
 帰ってきた妻によると、「お空さんは何て言ってた?」と娘に訪ねたところ、
 「雨だからよ~」と答えたんだそうな。
 かわいいのう…
 
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  by seutaro | 2008-11-11 14:28 | 日常

<政治・社会>航空幕僚長のレポート

 時期を逸しての話題であるが、田母神航空幕僚長のレポートに関する問題について。
 そもそも、既存研究の整理や引用箇所の明示など、論文の基本的なマナーができていないあの文章を「論文」と呼ぶのはかなり抵抗がある。学部生の卒業論文で「あれ」が出てきたら、叱責するだろう。というわけで、あれをここではレポートと呼ぶ。

 しかしだ、以前のエントリにも書いたのだが、この手の歴史観はある種の「自虐史観」であるとしか思えない。この歴史観から浮かび上がってくる大日本帝国というのは、なんと愚かで、主体性のない国なのだろうか。戦略性のカケラもなく、ただただ他国の謀略に引っかかるだけの存在である。「お人よし」なんてのは、国際政治上では誉め言葉ではないだろう。ましてや、「航空幕僚長」の立場からすれば。

 そんでもって、これも前に書いたことだが、植民地の統治に関する記述について気になることがある。ここは本文を引用しておこう。

戦後の日本においては、満州や朝鮮半島の平和な暮らしが、日本軍によって破壊されたかのように言われている。しかし実際には日本政府と日本軍の努力によって、現地の人々はそれまでの圧政から解放され、また生活水準も格段に向上したのである。(改行)我 が国は満州や朝鮮半島や台湾に学校を多く造り現地人の教育に力を入れた。道路、発電所、水道など生活のインフラも数多く残している。また1924 年には朝鮮に京城帝国大学、1928 年には台湾に台北帝国大学を設立した。
(出典)http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf

 要するに、この人は圧政から解放され、生活水準さえ向上させてくれるのなら、民族の独立とか自決などは二次的な問題なのだと考えているのだろう。

 仮に日本の経済がこのままガタガタになって、失業者が溢れ、さらになぜか軍事独裁政権のもと圧政が敷かれるようになったばあい、この人は日本を永続的に他国の一部にしてもらうことで圧政を打破し、生活水準を向上させることを選択するのだろうか。

 要するに、こういう「生活水準を上げてやったのだから、ガタガタ言うな」的発想の根底には、ある種の拝金主義がある。「生活水準」というカネの論理に立脚できるなら、他の民族の尊厳を踏みにじってもよいとの発想だ。こうした札束で他者の頬をひっぱたくような言説が、抵抗なく保守論壇で受け入れられているとするなら、そこには深刻な精神的堕落の兆候が見出されるのではないだろうか。

 これも前に書いたことだが、そもそも戦前の日本において、民族派と呼ばれる人たちのなかにも、朝鮮の独立運動に同情を示す人たちがいた。自分の民族を愛するがゆえに、他者のナショナリズムにも理解を示すことが出来たということなのだろう。彼らがいまの拝金主義的ナショナリストの姿を見たら、嘆き悲しむのではないだろうか。

 まあ、そもそもナショナリストではない僕がこういうことを書くのも何なのだが…。 
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  by seutaro | 2008-11-06 02:48 | 政治・社会

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