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<読書>Harry Potter and the Half-Blood Prince

5年ほど前、僕は1年2ヶ月ほどイギリスに留学していた。
しかし、イギリス到着時には僕の英語力は惨憺たるものだった。英語の論文だけはよく読んでいたので、読解力はそこそこだったものの(そのおかげでなんとか大学院の入学資格はもらえた)、会話力はそれはもう酷いものだった。入国審査でまずひっかかり、その後の日常生活でもトラブルの連続だった。
とはいえ、イギリスでの滞在が長くなるにつれ、僕の会話力もちょっとずつだが改善されていった。しかし、僕の「話す力」はそれなりに伸びていったものの、「聴く力」はなかなか上昇しなかった。その背景には、おそらく、僕の元来の性格のようなものがあったのではないかと思う。
基本的に、僕は非常に「話し好き」であり、人前で話すことが苦にならない性質である。それは英語を話すときも同様で、文法的に怪しかろうと、話したい衝動に駆られているときにはときかく話してみる。だから、冷静に考えると無茶苦茶な英語であっても、とりあえず言いたいことは伝えることができる。
それに対し、僕は人の話をじっと聞くのがあまり得意ではない。それが英語の「聴く力」の貧弱さをもたらしているのだろう。とはいえ、苦手だからといって放置しておくわけにもいかない。
というわけで、僕にとって英語のリスニング力をいかに鍛えるのかはずっと重要な問題であり続けてきた。その解決策として僕が採用したのが、面白い英語のテープを聞くことである。
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英語のテープといえば、無味乾燥な会話テープであることが多いが、やはり長く聴き続けるためには面白いほうが良い。そこで僕が4年間ほどずっと聴きつづけているのがハリーポッター・シリーズの朗読である。先日、その最新刊であるHarry Potter and the Half-Blood Priceの朗読CDが発売された。朗読者は、これまでと同じく、ステファン・フライである。7月に発売された本のほうも僕は読んでいるのだが、朗読で聴いてもやはり面白い。
もちろん、この朗読は非常に聞きやすくできているため、これが理解できたとしてもイギリス人の日常会話がすぐに理解できるようになるわけではない。けれども、これをきっかけとして、いろいろな朗読を聞くようになったことから、僕のリスニング能力はイギリス留学時よりも確実に向上している。海外出張に行って、英語でインタビューをするというような仕事を僕が曲がりなりにもできているのは、ハリーポッター・シリーズのおかげである。
というわけで、リスニング能力が伸びずに困っていて、なおかつハリポタが好きな人は、一度、このシリーズに挑戦してみてはいかがだろうか。

  by seutaro | 2005-09-06 23:05 | 読書

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