<メディア>週刊誌ジャーナリズムの俗悪
なんだかんだいって、日本の新聞は慎重である。誤報もあるにはあるが、むしろ誤報を恐れるあまり過度に慎重な報道になっているとの指摘もある。
他方、そうした新聞の報道姿勢を補完するのが週刊誌ジャーナリズムだといわれる。要するに、多少のリスクを冒しても攻撃的な報道をすることで、売り上げを伸ばすことに血眼になっているというのである。そうした週刊誌ジャーナリズムの姿勢を評価するメディア研究者は多い。
けれども、そうした姿勢が時として俗悪な報道へと繋がることは否定し難いだろう。
ごちゃごちゃ書いてきたが、今週の『週刊ポスト』の報道は最低である。読んでないので中吊り広告を見ただけだが、そこから判断するに死者を陵辱しているとしか言いようがない。
僕はこの歌手の人についてあんまり知らないのだが、聞けばマスコミにほとんど露出しない人だったという。その理由としては、マーケティングな要因もあるようだが、結局、デビュー以前の過去を封印して歌だけで勝負したいという本人の意向があったのだと聞く。
週刊誌の芸能担当記者ならそんなことは知ってて当然だろう。だとすれば、本人が生前に表沙汰にしたくなかった出来事を、それを知っていながら報道したことになる。記事には「哀悼」などと銘打っているが、なにが哀悼なものか。
この記事を書いた人物、その掲載を許可した人物は、人間として終わっている。これほどまでにモラルの欠落した連中が、ほかの誰かを批判できるというのが驚きである。
他方、そうした新聞の報道姿勢を補完するのが週刊誌ジャーナリズムだといわれる。要するに、多少のリスクを冒しても攻撃的な報道をすることで、売り上げを伸ばすことに血眼になっているというのである。そうした週刊誌ジャーナリズムの姿勢を評価するメディア研究者は多い。
けれども、そうした姿勢が時として俗悪な報道へと繋がることは否定し難いだろう。
ごちゃごちゃ書いてきたが、今週の『週刊ポスト』の報道は最低である。読んでないので中吊り広告を見ただけだが、そこから判断するに死者を陵辱しているとしか言いようがない。
僕はこの歌手の人についてあんまり知らないのだが、聞けばマスコミにほとんど露出しない人だったという。その理由としては、マーケティングな要因もあるようだが、結局、デビュー以前の過去を封印して歌だけで勝負したいという本人の意向があったのだと聞く。
週刊誌の芸能担当記者ならそんなことは知ってて当然だろう。だとすれば、本人が生前に表沙汰にしたくなかった出来事を、それを知っていながら報道したことになる。記事には「哀悼」などと銘打っているが、なにが哀悼なものか。
この記事を書いた人物、その掲載を許可した人物は、人間として終わっている。これほどまでにモラルの欠落した連中が、ほかの誰かを批判できるというのが驚きである。
by seutaro | 2007-06-05 01:22 | メディア